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JAL 成田~フランクフルト エコノミークラス(2019/11/07)

午前11時発、所要12時間15分のフライトです。
離陸後のドリンクサービスで赤ワインをもらいました。

JALのワインは、オリジナルワインです。
そのあたりのこだわり方はさすがだと思います。
色々なエアラインに乗って見ていますが、こういうのは見たことがありません。

これは、長距離の欧米路線で提供している「若き料理人たちによる機内食」というコラボ企画で、料理人コンクールの入賞者が監修したメニューになっています。
経営破綻から10年間、JALは機材やインテリアだけでなく、機内食も色々な工夫と企画をして、味だけでなく、楽しく食べられるような機内食にするように、かなりの努力をしていると思います。
その中で、思い切って、欧米路線で和食を選択肢から外したのは注目する点です。
その理由は、外国の客が最近は多くなって、半数以上を占めていることもあるからだそうですが、和食の代わりに入れたのは中華で、これも中華の牛肉のトマトソース煮です。
だから、外国の客が増えたというのは多分言い訳で、実はJALの社長が中華が好きだからということだろうと思います。
だって、まず外国から日本に来る客でJALを選ぶような人たちは、逆に和食が食べたいと思うだろうし、和食じゃなくて中華が食べたいなんて思うのは、中華の好きな日本人か中国系の人たちだろうと思われますが、欧米路線で中国系の客が多いとは思えません。
この料理人のコンクールには、フレンチ、中華、和食と3部門あるようで、中華の他の選択肢はフレンチで「若鳥とキノコのフリカッセ」ということでしたが、半分はご飯で埋まっています。
つまり、厳密にはフレンチではなく、和製洋食ですね。
ということは、欧米人の目には、やっぱり日本の食べ物としか映らないと思いますので、外国人の客の好みを考えたメニューになっているかというと、やっぱりどうしても日本人向けメニューだと思います。
だから、外国人の客のことを考えて・・・というのは言い訳に過ぎないと思います。
しかし、サイドディッシュとして単純なサラダ以外に、「野菜のオムレツ」とか、「ゴマ豆腐の豆乳ソース掛け」とか、「ポテトとスモークサーモンのサラダ」とか、さらにみそ汁まで出てくる品数の多さと多様さは、他社に比べて圧倒的に優れているので、その点は高く評価したいです。

さらに、デザートにハーゲンダッツが出てきますが、これも「JAL限定」として、ハーゲンダッツ・ジャパンがJALのために特別に製造したものを出しているのはさすがです。
以前キャセイに乗った時も、ハーゲンダッツが出てきましたが、これにはキャセイのロゴも何もない、普通のハーゲンダッツでしたので、JALがこだわって「JALのオリジナル」としてるのは素晴らしい努力です。

フライトの半ばで出てきたおやつ。
「ガスパチョブレッド」ということですが、フワフワのチーズパンの中にトマトソースが入ってる感じです。
飲み物は、JALオリジナルの「スカイタイム・キウイ」というのをもらいました。

到着前の食事は、エアー吉野家でした。
選択肢はないので、欧米人にはどうなのかなという気もしますが、これは日本人にはかなり人気があるみたいですね。